MILANO 2

MILANOで中国人経営の日本料理レストランに連れて行ってもらった。MILANO在住の芸大のクラスメートがデザインしたという店。この界隈でひときわおしゃれな雰囲気を漂わせる外観。
 
店内に入るとこんなデザイン。なかなか素敵です。
 
黒の中に白木のアクセントがテーマ。これが日本料理店デザインでいっせいに流行したそうな。そのさきがけになったのがこのデザイン。
 
客は、イタリア人の若い人で一杯。次々に若い人のグループが入ってくる。
 
sushi.sashimi が看板料理のようだが・・・、
 
ミラノ風創作料理がいくつもある。これはその一つ。小エビとアボガドをのりで巻いた上をご飯で太巻きにしてサーモンでさらに巻いてある。日本にはない発想。ケッコウいける。
 
それにしても量が多い。一人では食べきれない。
 
ほかにも食べてみたい不思議なmenuがあったな?「ドラゴン・ロール?」とか、サーモンのオリーブオイル和えをポン酢で食べるmenuとか・・・。
  
一人で食事をしているビジネスマン。器用に箸を使い日本酒を楽しんでいる。
 
グループで来ているにぎやかな一団。従業員の中国人とにぎやかな会話。手前は一人で来て静かに食事して帰った若いビジネスマン。
 
板前さんも含め、従業員は全部中国人。よく働く。ひと時もぼんやりしていない。写真にはうまく写らなかったのだが、女性の給仕たちの働き振りが魅力的。愛想も良い。陽気なイタリア語が中国人とイタリア人の間に響き渡る。にぎやかさは居酒屋風かな?料理屋さんとはちと違う?そこが楽しい。
 
ここは日本料理をテーマにした新しい食の異次元空間。日本との違いをあれこれ詮索しても意味はない。むしろ、ここから生まれる新しいmenuなどがどれほど発展・普及するかを見守るほうが面白そう。この異次元空間を我が旧友matsunaga氏デザインが雰囲気を盛り上げている。楽しかったです。 
中国人経営の日本食レストラン、全部中国人の従業員。店内デザインは日本人デザイナーの手になる。イタリアの若い人で一杯の店内。にぎやかなイタリア語。不思議な日本風創作料理。若い人たちにとっては新しいトレンドとしての日本料理(?)だが、昼間はカロリーを気にする中高年の客が多いそうです。 
面白いね?世の中、こうして、ドンドン変わってゆく。



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